子どもの自己肯定感を下げる母親の何気ない一言

トラストコーチング

【何を言ってもしょうがない】

誰かに、こう感じたことはありませんか?
そのとき、どんな気持ちになりますか?

私は母親に対して、こう感じる出来事がありました。子どもたちのことで『〇〇しない』という決断をした私に、明らかに不満の様子。はじめはよく考えなさい、と言われハイハイと流していたれけど、会う度に、電話する度に『まだ〇〇してないの?やっぱり〇〇しないの?』という始末。

私なりの理由を伝えて決めたって言ってるのに、まぁしつこい。心配して言っているのはわかるけど、あまりのしつこさにゲンナリ。つい先日もまた言われ、極めつけは「お母さんは〇〇した方がいいと思うけどねぇ!」と。

その瞬間【何を言ってもしょうがない】と感じたと同時に、無気力になり、自己肯定感が下がりかけて、幼少期~学生時代の記憶がフラッシュバック。母親のこの声のトーン、声の大きさ、表情、ため息交じりの突き放すような言い方を聞くのが嫌で、事あるごとに母親の機嫌を伺うようになり、母親が望む選択をするようになっていったのを思い出しました。

それだけじゃなく、その言い方が、自分とそっくりなことにも驚愕。私も同じことを子どもたちにしてるんだ…。無意識に、自分がされてきて嫌だったことを、親になった今してしまっている

マザーズコーチングでも伝えている、とっても重要な部分。理解したからといって、できるわけじゃないし、これからもゼロになることはないと思います。

我が家の場合、お互いに疲れが溜まってイライラしやすい夕方~夜にかけて特に余裕をなくし、気づいていないだけで、子どもの選択肢をせばめたり、答えを誘導するようなコミュニケーションを毎日しているかもしれない。でもそれが積もり積もって、子どもの可能性を奪うかもしれないんだと痛感しました。

こんなのよくある会話だよねって流してしまうのではなく、ありえない親だね!と批判するのでもなく、どうしたら今この負の連鎖を止められるか?という問いをもち、自分との対話を丁寧に見直し、修正していけるようになったのが、過去の私との大きな違いだと思います。

この大きな大きな伸びしろは、きっと私がもっと成長でき、子どもたちとさらに信頼関係を築けるようになるチャンス。今の私には、コミュニケーションという武器がある。相手を傷つける武器ではなく、大切にしたい人とあたたかい人間関係を築くための強みとなる武器。

過去の出来事は変えられなくても、捉え方は変えることができる。これまでの経験を生かすも殺すも自分次第。だったら私は、未来に生かしていきたい。そんな自分を応援していきたい。そう思います。

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