心のバランスによって難しくなる”子どもの気持ちを受け止める”ということ
最近、子どもとの会話で「やっちゃったなぁ」と思った出来事がありました。
12月といえば、行事やイベントが目白押しですよね。我が家も例外ではなく、土曜日は娘のお遊戯会、日曜日は娘も息子も参加する発表会があり、土日ともに行事で埋まってしまった週末がありました。日曜日の発表が終わったころには、私もぐったり。
お昼ごはんを食べに寄ったショッピングセンターで、娘がキッズスペースで遊びたがったので、娘は夫に任せ、私は息子と館内をブラブラ。いつもここに来ると定番のカードゲームしかやらないけれど、この日はカードを持ってきていなくて、発表会がんばったご褒美にたまにはいいかな?とゲーセンで遊ぶことに。
一緒にスポーツゲームをいくつかやったけど、慣れないゲーセンの人混みとガヤガヤした音のうるささにウンザリしてしまい、はやく帰りたいモードの私。
「もう行こう」と声をかけると、息子が「(クレーンゲームの)カービィのぬいぐるみ欲しい!」と言い出しました。そこでとっさに出てきた私の一言は「どうせ取れないんだから、やんなくていーよ」。
すると息子は「やったことないのに、なんで取れないって決めつけるんだよ!!」と激怒。( ゚д゚)ハッ…そりゃそうだ。
この時の私の頭の中は(ゲーセンの音うるせー、土日とも行事でうまるとさすがに疲れるなー、今日の夕飯どうしよう、(単身赴任中の)夫に持たせるおかずも作らなきゃ、きのう掃除機かけれなかったなー、家に帰ってもやることいっぱいだ)と自分のことしか考えておらず、息子がどんな気持ちで言ったのかなんて、ちっとも考えていませんでした。
もしかしたら、最近カービィを好きになったのかもしれない。
クレーンゲームに興味を持ち始めたのかもしれない。
クレーンゲーム=どうせ取れない、お金のムダ、時間のムダ。これはあくまで私の経験からくる思い込み。無意識に息子にできるわけがない、取れるわけがない、と決めつけて、息子のやってみたい!っていう気持ちを奪ってしまっていました。
でもひとつ言えることは、マザーズコーチングを受けていなければ、その何気ない一言が子どもにどんな影響を与えているかなんて、気づけませんでした。親の言うことは黙って聞きなさい、と丸め込んでいたでしょう。でも、気づいているから、理解しているからと言って、できるわけではありません。
やはり、心と思考のバランスが整っていないと、つい飛ばしてしまう【子どもの気持ちを受け止める】ということ。
イライラしちゃうときもある。疲れ切って心に余裕がないときもある。つい、頭ごなしに怒ってしまったり、選択を誘導したくなるときもある。そんなときは、せっかく学んだのに実践できない私はダメだ…と否定するのではなくて、そんな自分を認め受け入れることなのかもしれないな。
何事も、まずは対自分。自己否定や自己批判の思考を減らす意識をしようと改めて感じた出来事でした。
マザーズコーチングスクールで、子どもに対し無意識に発している口癖や何気ない一言を、見直してみませんか?