『名もなき家事』の負担を減らし、ママのひとり時間を増やすコツ
ママ業って、毎日忙しいですよね!家事といっても、単に調理や洗い物・洗濯・買い物だけではありません。育児にしても、食事の世話・オムツ替え・お風呂・寝かしつけ、だけではないですよね。
もっと細かくて、手間のかかることがたくさんあります。それが、いま巷で話題の『名もなき家事』。
調べてみると、も~わかる!!と共感しまくりです。そうなんだよ!そこなんだよ!!と叫びたくなります。
共働きだけじゃなく、専業主婦であっても、家事・育児をぜーんぶひとりでこなすのはムリです。家族に家事を分担してもらわないと、ママはいつまでたっても『ひとり時間』を得ることができません!
今回はこの『名もなき家事』の負担を減らすにはどうしたらいいのか、掘り下げてみたいと思います。
名もなき家事って具体的にどういうもの?
『名もなき家事』=呼び名がはっきりしていない家事とは、具体的にどういうものを指すのでしょうか。
例)ティッシュを使い切った場合
- 空き箱を布ケースから出す
- 新しいティッシュをストック置き場から取り出す
- 新しいティッシュ箱に布ケースをかぶせる
- 空き箱の取り出し口のフィルムをはがして捨てる
- 空き箱を折りたたみ、紙ゴミ置き場へ
といった5ステップがあります。
この作業をスムーズに行えるよう、我が家ではティッシュ箱のストックはテレビボードの引き出しに置いています。子どもにも分かりやすい場所なので「新しいティッシュ出してちょうだい!」とお願いすると、1歳の娘でも取り出してくれます。(イタズラで出されることは多々ありますが、そこは許容範囲)
しかし、空き箱は紙ゴミへ出すという意識が夫(男の人?)は薄いようです。新しいティッシュ出してーとお願いすれば、3のケースにしまうところまではやるのですが、空き箱はリビングのゴミ箱に捨ててありました。
後でそれを見つけた私が、ため息をつきながら4,5のステップをやるハメになるわけです。これこそ、名もなき家事!
例)休日に家族で出かける場合
休日に、家族で買い物やら公園に遊びに行くとします。まずは自分の身支度プラス、家の片付けやら戸締り、さらに子どもの荷物を準備しなくてはいけません。
- 娘のオムツ替え&着替え
- 必要な持ち物をバッグに詰める(オムツ・おしりふき・水筒・おやつ・食事用エプロンなど)
- 娘に靴をはかせ、車に乗せる
うちの夫は時間ギリギリまで寝ているタイプなので、休日は基本的に起こさないと起きません。○時に出発するからね!と前日に伝えても、自分の身支度する時間さえあればいい、と思っているようです。
(決して愚痴ではありませんよ!ただの事実です!笑)
外出する前にどれだけやらなきゃいけないことがあるか、分かってもらえていない様子。もっと言うと、水筒をバッグにしまうのは頼めばやるけれど、水筒にお茶を入れることはしないんですよね!なぜなんだ!?
ほんの些細なことを自主的にやってくれるかどうかで、ママの負担度は大きく変わってきます。
ママの名もなき家事の負担を減らすコツ
動線を意識して収納場所を改善する
空き缶やペットボトルは専用のゴミ箱に捨ててくれるのに、紙ゴミになるとやらなくなる理由は、何だろう?
そこで思いついたのが紙ゴミ置き場の問題でした。
空き缶・ペットボトルのゴミ箱はキッチンにありますが、紙ゴミと燃えないゴミは、なんとなーく置き場所に悩み洗面脱衣所にある階段下収納に置いていたんです。
よく紙ゴミが出るのはリビングだから、わざわざ捨てに行くのがめんどうだったのか!と気づき、すぐさま見直しました。
実家がそうだったので、紙ゴミや燃えないゴミは階段下収納に置くもんだという思い込みがありました。この思い込みこそ、自分ではなかなか気づけないところ!
我が家のキッチンは背面収納がわりと広く収納スペースが余っているため、我が家のゴミはキッチンにまとめることにしました。
リビングから最も近い場所にある引き出しの下部分が半分ほど空いていたので、無印のファイルボックスワイドを3つ並べ、それぞれ《空き箱系の紙ゴミ》《プリント・チラシ類》《小さめの燃えないゴミ》としました。
ここならリビングからもすぐ近いので、空き箱が出ても、ウンザリするほどダイレクトメールが届いても、すぐに捨てることができます。
やはり動作・動線を意識して収納場所を決めるのは、とても重要だと再確認しました。
必要なモノを一箇所にまとめておく
外食する前提で出かける時は、毎回必要な持ち物が決まっているので、まとめて【お出でかけセット】として用意しておきます。整理収納アドバイザー2級講座で学んだグルーピングですね!
我が家では、冷蔵庫に近い吊戸棚を開けたすぐのところに持ち手つきストッカーを置いています。出かける際は、このストッカーをおろし、水筒にお茶を入れ、他のモノと一緒にバッグに詰めます。
娘の荷物はいつも同じバッグに入れて持ち歩くので、使用するバッグには常にオムツやおしりふきなども入れておきます。これなら、でかける直前にアレもコレもと探し回ることもないし、忘れ物をする心配もありません!夫に準備お願い~!と頼んだら、自分でできるレベルです。
ストッカーにラベリングをして「ここに【お出かけセット】があるからね!」ときちんと伝えておけば、私がいないときでも、夫と子どもだけで安心して外出できます♪
大切なのは家族間のコミュニケーション
名もなき家事をやってくれないのには、理由があるはずです。
そもそも家事だと思っていない?それはママの仕事だと思ってる?気づいているけれど、ママ任せにしてる?もしくは…どこに何があるかが分かりづらい、家事がしにくい環境だからやらない、いう理由もあるかもしれません!
ママの頭の中で効率よく考えた(つもり)の収納が、実は家族にとっては使いづらい状態ということがあります。
ママ都合の一方的なルールを、家族の共有スペースに押しつけてしまっていませんか?
普段から家族間でコミュニケーションをとり、家族共有のスペースは、全員に分かりやすい収納にする。「これってどこでよく使う?」「ここだと取り出しやすいよね!」といった会話をすることが大事だと思います。
おもいきって家族に頼る!任せてみる!
そして、あえて家族に頼ってみる!率先して自分ばかりやらないようにする!ということも大事。うちの夫は家事を全くしない人だから~とあきらめるのではなく
「ティッシュの空き箱は、資源ごみだから紙ゴミのところだよ!」
「そこにお出かけセットあるから、水筒にお茶入れておいてね」
と声をかけ、実際にやってもらう!
動線がスムーズで使いやすいことが分かると、だんんだん自らやってくれるようになります。
実際、我が家では夫がものすごい変化を遂げました!自分がやった方が早いと思わず、あえて頼って最後まで任せてみることで、家事能力がグングンあがりました。
もともと几帳面なので、今では私より丁寧に掃除します。週末は勝手に隅々まで掃除してくれるので、本当に助かっています!そして感謝を伝えることを忘れないこと♪
これは子どもに対しても同じですよね。自分の身支度は自分でできるように、子どもの目線の高さに、取り出しやすい位置に収納する。
家族それぞれ自立してもらうことで、ママのひとり時間を少しでも作ることができるようになります。
まとめ
『名もなき家事』を家族に分担してもらうため、私が考える大切なポイントはこちら↓
- 共有スペースで、使いづらいと感じる収納がないか家族に聞いてみる
- 動線を意識して収納場所を見直してみる
- 一緒に使うモノは一箇所にまとめておく
- 家族間でコミュニケーションをしっかりとる
- 家族を信頼し、思いきって任せてみる
『名もなき家事』を家族で分担し、ママのひとり時間と笑顔が増えるキッカケになるといいなぁと思います!