マザーズコーチング受講の感想|マザーズティーチャーをめざす私の想い
マザーズコーチングスクールってご存知ですか?
私はFacebookで偶然知ったのを機に一般講座を受講したのですが、小学生になった長男への接し方に悩んでいた私に、とても大切なことを気づかせてくれました。
マザーズコーチングの一般講座であるベーシック&アドバンス講座を受講した感想、そしてマザーズティーチャー(認定講師)をめざすようになった想いについて書きたいと思います。
マザーズコーチングスクールとは?
人間の脳は、5歳~6歳頃までに大人の90% 程度まで大きくなり、0歳からその頃までの経験によって「思考パターン」の95% が決まるとわかっています。
また、ハーバード大学育児研究センターによると、こどもの将来の学業成績やコミュニケーション能力の違いは、0歳~6歳の間に、「大人とどんな関わりをしたか?」 で決まると言われています。
このように、才能や学歴、そしてキャリアを活かす鍵となるコミュニケーション能力の土台は、幼少期の頃にほとんど決まってしまうのが現実です。
そしてその時期に、関わる時間がとても長く、また誰よりも影響力の強い存在は、お母さんです。
マザーズコーチングスクールでは、こどもの将来のコミュニケーション能力の土台となる、重要な4つの要素(自己肯定感・自分で考える力・折れない心・思いやりの気持ち)を育てることを目的とした、お母さんのためのスクールです。
お母さんが、こどもとどのようなコミュニケーションをはかるなかで、将来のこどもの能力が大きく変わってきます。子育ての質は、母と子のコミュニケーションの質で決まると言っても、過言ではありません。
マザーズコーチングスクールHPより
一般講座は『ベーシック』と『アドバンス』
マザーズコーチングスクールには、「ベーシック」「アドバンス」の一般講座と、スクール認定講師の資格を取得できる「マザーズティーチャー」「マザーズトレーナー」の4つのステップがあります。
マザーズコーチングスクールHPより
オリジナルコーチングテキストを使い、言葉が生まれる背景について学ぶ「ベーシック講座」と、言葉そのものの選び方などを学ぶ「アドバンス講座」、それぞれ2時間の講座です。
ベーシック講座
ベーシック講座では、0歳~6歳のこどもとのコミュニケーションについて、「心」と「思考」のバランスによって言葉の大半が決まることを理解し、バランスを整える方法を学びます。
・ 子育てのゴールとは?
・ 親の役割とは?
・ コミュニケーションが成り立つ条件
・ 言葉の内容が決まる背景
・ 「言葉」の土壌を育てるエクササイズ
・ 伝わる言葉を決めるエクササイズ
アドバンス講座
アドバンス講座では、0歳~6歳のこどもとのコミュニケーションについて、こどもに伝える、言葉そのものの選び方を学び、身につけます。「見守る」コミュニケーションとは?
・ 使ってはいけない子育てNGワード
・ 自然な成長を邪魔しないためにすべきこと
・ 「自己肯定感」を大きく育てるためのエクササイズ
・ こどもが本音を隠さない聴き方
・ こどもの学ぶ力や責任感を育てる会話
・ こどもに愛情が伝わる褒め方
・ 怒ると叱るの違い
マザーズコーチングを受講したきっかけ
今年の春に長男が小学生になり、幼稚園の頃と比べ生活スタイルが大きく変わりました。
起床時間も早まり、背中から大きくはみだした重たいランドセルを背負って、徒歩で登校しなければいけないこと。教科書にノートにプリントに学用品…学校や家で、毎日たくさんのモノを自分で管理しなきゃいけないこと。やっと帰宅しても宿題と習い事に追われ、遊ぶ時間が激減したことで、相当ストレスが溜まっていたようです。(習い事は本人の希望ですが…)
テレビも観たい!録画番組も観たい!ゲームもしたい!おもちゃでも遊びたい!
やりたい事はたくさんあるのに時間が足りず、ストレスからみるみる態度が悪くなっていきました。
返事はぶっきらぼう、注意をする度『今やろうと思ってたのに!』という応え、モノを置きっぱなし&服は脱ぎっぱなし、とにかく乱暴でイライラしてるのがよくわかる!
そんな息子の様子を見て、私もイライラ・・・。私自身も小学校の提出物の多さや親が、管理することが多いことに慣れずにストレスを感じていて、余裕がありませんでした。
しかも、小学生になると憎たらしい返事をするんですよね!!もう、毎日繰り返される言い合いにうんざりで、怒鳴る自分も嫌だし、イライラしてる息子も何とかしてあげたいし、本当にどうしたらいいのか…と悩んでいました。
青森初のマザーズティーチャー・斉藤彩さん
入学してから数ヶ月経った頃、Facebookのタイムライン上にたまたま流れてきた「マザーズコーチング」というワード。なんとなく気になりFacebookページを開いてみると、そこに書かれていた内容は『親(私)との関わり方が、将来のこどものコミュニケーション能力の土台になる』というものでした。
その言葉にハッとして、すぐさまホームページを検索し、マザーズコーチングについて調べました。今の自分に必要なのは、これかもしれない!と思った私は、青森で初のマザーズティーチャー(認定講師)として活動されている斉藤彩さんにメッセージを送り、講座を受講することを決めたのでした。
マザーズコーチングを受講した感想
ベーシック講座の感想
まずは、私の母親はどんな性格か?母親にどんなことを言われてきたか?人付き合いはどうだったか?など、”幼い頃の私”が感じていた”当時の母親”を思い返すことから始まりました。
それまでは、たまに昔の記憶がよみがえることはあるけれど、細かく母親自身について考えることなんてなかったです。
しかしテキストに沿ってエクササイズを進めていくと、私自身が母親にどう育てられたかが、いまの私の考え方や子育てに影響してることに気づいたのです。
つまり、私の今の育て方・言動が息子や娘の将来にも確実に影響する、ということ。そう考えると、私の子供への接し方は決してよくない!と改めて強く思いました。
頭ではよくないと分かっていても、どうしたらいいのかわからない、イライラが止められない、と本当に自己嫌悪に陥っていました。
ベーシックでは、自分の価値観や心のバランスを見詰め直すことで、私に足りなかった部分、反省すべき点が明確にわかりました。
まずは言葉選びや伝え方、態度を意識して変えてみようと思いました。これは子どもだけでなく、夫や家族、友人に対しても言えることなので、さっそく実践していきたいと思います。
アドバンス講座の感想
アドバンスでは、日々の生活の中でいかに私の都合で子どもから考えさせる・経験させる機会を奪っていたかに気づき、愕然としました。
『見守る』という意味。これは本当に難しいですが、今回そのプロセスはしっかり学ぶことができたので、まずはイラッときても一呼吸おいてみること。
子どもの『話を聴く』『気持ちを一旦受け入れる』ことを強く意識していこうと思いました。
マザーズコーチング受講後の私自身の変化
子育てに悩まない人なんていないですよね。
我が子がかわいくて、大切に思うあまり、つい先走って母親の都合や主観で物事を判断してしまったり、選択肢をせばめるような行動をしてしまった経験はないでしょうか?私はあります。
でもそういった言動で、こどもがどう感じるのかを知った今は、自然と態度や声がけに変化が出てきました。息子の言葉を最後まで聞き、顔を見て会話するように心がけ、こども自身に考えさせるように意識を向けるようになりました。
マザーズティーチャーへの挑戦
現在マザーズコーチングを受講してから3ヶ月が経ち、息子と言い争いしないか?というと全くそんなことはありません。イライラもするし、まだまだ怒鳴る時だってあります。
でもどうしてそういう態度をとってしまうのか?時間に追われていたり、体調がイマイチだったり、必ず原因が私自身にあることがわかっているので、すごく楽になりました。
どうしてこんなにイライラするんだろう、また怒鳴っちゃった…私は母親失格だという考えはあまりしなくなりました。自己肯定感が高まってきたのを自覚できたのが、私はとても嬉しかったです。だんだんと、同じように悩んでるほかのお母さんたちにも、この感覚を共有したいと考えるようになりました。
また、大人もこどもも共通して言えるのは、身の回りの片付けや時間の整理をできるようになることも、自己肯定感を高めるきっかけになる!【自分で考え、自分で決めて、自信をもつ】私がめざすものが、整理収納アドバイザー、マザーズティーチャーどちらの活動にもリンクしていることに気づいたのです。
私もマザーズティーチャーになろう!
年度内にはトレーニングを受け、マザーズティーチャーとして活動できるようになる予定です。とても楽しみです!
※追記※
2018年3月マザーズティーチャーに認定されました(^^)