整理収納アドバイザー1級2次試験~試験対策と受験の感想について
2017年3月19日、ついに!整理収納アドバイザー1級2次試験を受けてきました!
私はちょうど1年前に整理収納アドバイザー2級認定講座を受け、そこから片づけに興味を持ち、少しずつ勉強を始めました。
そして、半年前くらいに、プロのアドバイザーになると決意。その後、12月に青森で1級予備講座 → 1月に大阪で1次試験→ 3月に東京で2次試験と、可能な範囲で最短の受験スケジュールを自分に課しました。
不安だらけだったけど、覚悟を決めた以上やるしかなかったので…この3ヶ月ちょっとは努力を惜しまずやりきりました!
さて、1次の筆記試験を突破し、プロの整理収納アドバイザーとして名乗れるようになるための最後の関門は、2次試験の研究発表のプレゼンです。
今回は、私の研究テーマの選び方や資料づくりから、実際に2次試験を受験した感想を記録しておきたいと思います。
これから整理収納アドバイザー1級2次試験を受験する方に参考になれば嬉しいです。
2次試験の研究発表
2次試験の研究発表は、プレゼンテーション形式で、持ち時間は一人20分間です。
「提案編」か「実作業編」を選び、自分でテーマを決め、そのテーマに沿った内容で資料を作り、発表します。
クライアントの選び方
私は「実作業編」を選びました。クライアントを探していたところ、友人のひとりが、うち使っていいよ!むしろ片づけて欲しい!と言ってくれたのです(´;ω;`)
その友人は、前から私が整理収納について勉強していることを知っていて、彼女自身も整理収納アドバイザーの仕事に興味を持ってくれていました。
片づけが苦手~という友人はまわりにたくさんいるけれど、じゃあ一歩踏み込んでアドバイザーに頼ってみよう!とはならないようです。
やっぱり、自分の家の収納を他人に見せるって、なかなかハードルが高いと思うんです。私もそうでしたから。特に青森は、地域柄そういった傾向が強いかもしれません。
片づけが苦手な人ならなおさら、見られたくないっていう気持ちが強くなるのは自然なことですよね。
そのハードルを越えて、作業場所を提供してくれた友人には本当に感謝しています!!!
研究テーマの選び方
クライアントのお宅を訪問し、ヒアリングを行いました。
どんな住まいなのか?間取りは?ライフスタイルは?モノの持ち方の傾向は?抱えている悩みは?
家の中でどこを作業するのかも、とても迷いました。友人はキッチンを片づけたいと言ってくれたのですが、けっこうモノの量が多く…。プロのアドバイザーでも、キッチンの整理収納作業は難しいそうで。
ハードルの高さ、自分のキャパシティ、作業スケジュールなどを考慮し、今回はキッチンを作業するのは断念することに。
その代わり『クライアントが収納に悩んでいる場所』『毎日使用していて効果を感じやすい場所』はどこか?と相談した結果、洗面所収納の見直しをすることになりました!
作業スケジュール
友人が自宅を提供してくれると決まったのが11月中旬で、整理収納アドバイザー1級予備講座を受ける前でした。その後なかなか都合が合わず、実際にヒアリングに行けたのは12月下旬!けっこう間が空いてしまいました。
年末だったこともあり、大掃除もかねて年内に片づけたい!とクライアントの意欲が高まり♪
ちょうど旦那様もお正月休みに入るタイミングだったので、急遽ヒアリングから2日後に実作業をすることになりました!ま~我ながら、見事に計画性がありません!笑
初!クライアントへの整理収納作業
クライアントとなる友人夫婦にはお子さんが二人いて、娘ちゃんは当時まだ生後6カ月!作業当日は、友人のお母さんにも来てもらい、子どもたちの相手をしてもらいました。
途中代わる代わる抱っこしたり、あやしたり、ご飯をあげたり、寝かしつけながら…お父さん・お母さん・おばあちゃん・子どもたち、みんながそれぞれ頑張り協力し合って、作業を行いました。
子どもたちにも我慢させてしまい、申し訳ない気持ちもあったけど、とにかく感謝の気持ちでいっぱいでした…。
作業前は、片づけが苦手でどうしたらいいか分からない、と悩んでいた友人も、作業後は整理収納の効果を実感し、パァッと明るい笑顔に!旦那様もとても喜んでくれて、私の方が感激!
改めて整理収納アドバイザーという仕事の魅力を再確認することができました。
2次試験のプレゼン資料づくり
年末年始に実作業を終えたものの、1月は1次試験本番!筆記試験の勉強に集中していました。
1次試験が終わったら、2月中に2次試験の資料づくりを完成させて、3月は発表練習をひたすらやろう!と考えていましたが、現実はそう甘くなく…(;´・ω・) まったく思い通りに進みませんでした。
プレゼン経験がほぼない私にとって、資料づくりって何から始めればいいのか?Wordで作るか?Power Pointで作るか?それすらなかなか決められず…モチベーションがあがらない日が続いたんです。
ようやく作り込み始めたのが、2月下旬~3月上旬。それから発表用の原稿づくり。夫にもチェックしてもらい、資料も原稿も修正…そして息子相手に発表練習!笑 東京に向かう前日にようやく配布する分のプリントアウトが終わり、ギリギリで準備が整いました。
実作業を終えて、すぐに資料を作ってしまうのが一番ですね!間が空いてしまうと、忘れてしまうこともあるし、つい億劫になってしまいました。
私は結局Wordで作成し、5枚両面10ページ + 拡大印刷してラミネートした写真3枚 + 実作業に使用した収納グッズを一つ持参しました。
いよいよ本番!2次試験当日の流れと感想
試験は午前の部9:30~開始だったので、前日に新幹線で東京に向かいました。すると見事に東京駅構内で迷子になり!クタクタになりながら会場近くのホテルに着きました。
慣れている人からすると、東京駅から一駅の神田駅に行くのに迷うってどういうこと!?と思われてしまうかもしれませんが…
東京へ来たのは12年ぶり。前回は飛行機だったので、新幹線で東京に来たのは中学の修学旅行以来!?超・田舎もんの私にとっては、構内のきらびやかさ、あちこちにある改札、人の多さや歩くスピード、大きい建物、視界に入るものすべてが恐怖でした(;゚Д゚)
試験会場へ移動~試験前の様子
2次試験の東京会場は『ちよだプラットフォームスクウェア』で行われることが多いようです。JR神田駅からは徒歩10分。最寄駅は東京メトロ東西線の竹橋駅から徒歩5分だそうです。
私はホテルから会場へ歩いて向かい、9時前頃に会場着。1階のロビーには受験者と思われる方が数名と、試験官らしき方々が集団でいらっしゃいました。整理収納アドバイザー2級認定講師の資格を持つ、大先輩方!!
試験には5階のワンフロアすべてを使用され、まずは待合室に通されます。受付開始時間になると少し広めの会議室に移動し、受付を済ませた後、試験の説明などを受けました。
次に数人ずつ名前を呼ばれ、割り当てられた小さめの会議室に移動します。トイレ休憩をはさみ、さらに細かい説明を受けました。発表の順番決めは…割り箸を使ったくじ引き!ここでまさかのトップバッターをひいてしまった私!ヒーッ
2次試験プレゼン発表の感想
1人目の発表ということで、座っている他の受講生も心なしか表情が硬いような…!
発表者以外は、プレゼンを聴きながら、資料を読みながら、評価シートの記入もしなければならず、いそがしそう!そしてみんな下を向いている!笑
みんなー!こっち見て―!
時々顔をあげてくれる受講者さんがいたら、すかさず目を見て話すように気をつけました。私も原稿ばかり目で追うのでなく、なるべく前を向いて声が通るように…!
最後に抱負を述べ発表を締めると、15秒残しだったようで、ギリギリ制限時間内に収めることができました。正直、反省点はあるし、棒読みっぽいというか、硬かったなぁと自分でも思います。。
でも、やりきった満足感のが強かった!!
発表を終えてお辞儀をした瞬間、安堵感とともに、クライアントや、試験を受けるまでに協力してくれた家族、試験直前にインフルエンザに罹り、完治していない状態で置いてきてしまった娘、ずっと励まして応援してくれた友人・アドバイザー仲間たちの顔が浮かび、泣きそうに!
自分の席に戻り、ウルウル涙ぐんでいるのを悟られないように目頭を押さえるのに必死でした(´;ω;`)
隣だった○○さん、バレてなかったですか!?笑
その後は、同じグループの他の4人の発表を、気持ちに余裕を持って聴くことができました。
男性もお二人いて、私のまわりに多い『子育てママ』以外を対象にした研究発表が多く、とても新鮮でした!皆さんそれぞれ工夫をこらして資料を用意していたり、全然緊張せずに笑いをとる余裕のある方もいて♪感心しきりでした~
試験官の方も優しくて、試験後は皆さんで名刺交換をしたり、和気あいあいとした雰囲気で、終わってみればとても楽しかったです!
合格したら、同期になる仲間たち!全国各地に同期ができるなんて、嬉しすぎます♡
2次試験の試験対策まとめ
私と同じように「実作業編」を選んだ方向けに、実作業~資料づくりからプレゼン発表本番までと、私自身の反省点も含め、2次試験の対策をまとめてみました。
- 作業スケジュールには余裕をもって計画的に!作業工程をしっかり頭に入れておく
- ビフォーアフターだけでなく、作業途中の写真もしっかり撮る
- 写真は撮りすぎるくらいがちょうどいい(アフター写真はいくらでも撮れる)
- 作業を終えたら、一気に資料づくりまで取りかかる方がベター
- こんな作業をして、こんな効果がでました~で終わらない
- ゆっくりハッキリ大きな声で発表する
- 発表はかしこまらなくてもOK!ユーモアを交えると◎
- 試験官はこわくない!笑
- 受験者はみんな同じ夢をもつ仲間♪と思う
怒涛の受験スケジュールを終えた今の想い
整理収納アドバイザー1級予備講座を受講してから3ヶ月ちょっと。怒涛の受験スケジュールを無事に終えることができました。専業主婦であっても、家で娘をみながら~の試験勉強や資料づくりは大変でした。子どもたちにもたくさん我慢をさせてしまったと思います。
でも、確実に家族の絆が深まりました!夫は家事レベルが格段にあがり、今では私よりマメに掃除してくれます♪子どもたちも頑張るママの背中をみて何かを感じてくれたと信じてます。
母親だからと一人で家事や育児を背負うのではなく、助けてと言っていいし、やりたい事をやりたいと言っていいんです。
これまで『整理収納アドバイザーへの道』としてアドバイザーを目指した経緯や受験記をブログに書いてきました。今後、悩んだり迷ったり落ち込んだりした時に、読み返したいと思います。
『整理収納アドバイザーになりたい!』という強い想いを抱いて挑戦してきたこと、努力した証を再確認できる、初心に帰れる場所になると思います。
もちろん合格して終わりではないし、これから自分で仕事につなげられるよう、最大限の努力をし続けなければいけません。もちろん知識もアイディアもスキルも経験も必要だけれど…一番大切なのは『想い』なんじゃないかなと思います。
合格できると信じ、2ヶ月以内に認定証が届くと信じ!!整理収納アドバイザーとして活動を始めるための準備を進めていきたいと思います♪
こんにちは(^^)
近々、整理収納アドバイザー1級2次を受験します!
1次試験の合格発表から2次試験まで2週間ちょっとしかない状態で勢いで受験することに決めたのでバタバタです
私も友人宅の洗面所の整理収納に決めたのですが、
こんな作業をして、こんな効果がでました~で終わらない
と書かれてましたが、具体的にはプラスアルファどんな事を書けば良いですか?
アドバイスいただけたら幸いです。
コメントありがとうございます♪間が空いてしまいましたが、すでに受験されたでしょうか?
ブログには私なりに感じた試験対策を書きましたが、アドバイスできる立場ではないですし、正解はないと思っています。プレゼンの内容を考え、自分で決めるのもアドバイザーに必要な要素だとも思うので、ぜひオリジナルのプレゼンを考えて自信をもって発表していただきたいです!